5月12日

衆院農水委で論戦平行線
野党側「MA米全量は不要」
農水省「輸入行うべきもの」

衆院農林水産委員会で11日、ミニマムアクセス(最低輸入機会=MA)米を巡り野党と政府が論戦を繰り広げた。無所属の緒方林太郎氏は、円安進行などによって国産米に対する米国産米の優位性は薄れているとし、76・7万トンの枠全てを輸入する必要がないと主張。一方、農水省は「当該数量の輸入を行うべきだ」(農産局)と繰り返し、平行線をたどった。

牛肉輸入6万843トン
4月 SGの反動で10%増

オーストラリアや米国など主要国から4月の牛肉輸入数量が前年比10・3%増の6万843トンとなったことが11日、財務省の公表で分かった。前年同時期に緊急輸入制限措置(セーフガード=SG)が発動するなどして減っていた米国産の反動増の影響が大きい。全体では新型コロナウイルス感染拡大前の水準を下回った。

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