5月5日

鹿200万頭超 削減目標遠く
減少進むもーイノシシなお87万頭
捕獲強化へ助成拡大
環境省 20年度末推

本州以南のニホンジカの最新の個体数は200万頭を超え、2023年度までに135万頭減らすとした政府目標と依然として開きがあることが環境省の推計で分かった。イノシシは87万頭で、ニホンジカ同様に目標の52万頭には届いていない。双方とも減少傾向にあるが引き続き、てこ入れが必要な状態。同省は目標達成に向けて、都道府県などを通じ、狩猟体制の構築にかかる費用を助成する方針だ。

狩猟免許 3年ぶりに減
18年度交付数 10〜40代は増加

狩猟免許の交付数が最新の2018年時点で20万7277件となり、2年連続の増加から一転して減少したことが環境省のまとめで分かった。全体の6割を占める60歳以上の減少が進んだことが影響した。一方、10〜40代は増加傾向が続く。農作物の鳥獣被害防止に重要な役割を果たす狩猟者の確保に向けて、若者をどう取り込むが課題になっている。

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