5月17日

粗飼料確保へ緊急支援策
他県から調達に助成
農水省

農水省は、国産粗飼料の広域流通の支援に乗り出す。粗飼料が不足する県のJAなど生産者組織が、他県から粗飼料を確保する際の費用を助成。飼料の確保や運搬に必要な機械・施設の整備や飼料輸送の経費について半額を補助する他、畜産農家の合意形成にかかる費用も助成する。

テンサイ交付金枠議論
農水省など 2割減試算を提示

砂糖の消費減退を踏まえ、農水省や日本ビート糖業協会、JAグループ北海道は、赤字が積み上がる糖化調整制度=📎=の在り方を巡り議論を進めている。テンサイ向け交付金の上限となる「産糖量枠」は現在64万トンだが、同省と糖業はこれを2割程度引き下げる試算を提示。テンサイは北海道の輪作体系の根幹だけに、現場からは「生産転換は簡単にできない」などの声が出る。

豚熱の長距離伝播
「人が要因」可能性
農研機構

農研機構は16日、山口県内の野性イノシシで3月に確認された豚熱のウイルスは、三重県で昨年5月に捕獲されたイノシシのウイルスと遺伝的に最も近いと発表した。両地点は直線距離で約500㌔。イノシシの移動ではなく、人の活動や車両の移動でウイルスが運ばれたとみられ、農水省は対策の徹底を求める。

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