4月6日

テンサイ栽培 岐路に
 北海道
増える砂糖在庫、糖化調整の赤字・・・

 砂糖の消費減退で北海道の十勝、オホーツク地方の農家経営が岐路に立たされている。テンサイなど甘味資源作物の生産を支える糖価調整制度=📎=の赤字拡大と供給過剰によって、今後の持続的な栽培の見通しを立てにくくなっているからだ。ただ生産現場では、他作物の転換は容易ではなく「産地の構造に関わる問題」との声が上がる。

📎 糖価調整制度 割安な海外産の粗糖を輸入する精糖業者からの徴収金を財源に、国内糖の農家らに分配して内外価格差を調整する制度。輸入量の減少などによる、調整金の累積赤字は336億円(21年9月末)。現在、調整金の交付対象は64万㌧。

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