4月28日

沖縄酪農“多重苦”
「離島の実情に合う対策を」県酪農協、窮状訴え

 沖縄県の酪農が、かってない危機に直面している。離島で輸送費がもともと高い上、新型コロナ禍での消費減で牛乳・乳製品の原料となる生乳の価格(乳価)が低迷。乳業メーカーの買い取り価格も上がらない。一方で飼養代などの経費が高騰、生乳の生産費が販売額を上回る状態が続く。離農も加速する中、県酪農の神谷翔平組合長は「酪農家の経営努力の限界を超えている。離島の実情に合う生産費と連動する乳価設定など、早急な対策が必要」と訴える。

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