3月5日

乳価交渉 コロナの影
  乳業側 需要不振で見通せず
  酪農家 資材や燃料高く厳しく

    北海道産 落としどころ模索

 ホクレンと乳業メーカーの2022年度の生乳取引交渉が長引いている。新型コロナウイルス禍の長期化で、消費行動が不透明になっていることが乳業側に影を落とす。一方、生産現場では資材高や飼料高などが続き、落としどころを模索する。昨年に続き、交渉の決着は3月にずれ込んだ。

燃油高対策を正式決定
  農水省 新設メニュー10月から
 施設園芸セーフティーネット事業

 農水省は4日、原油価格高騰の緊急対策を発表した。A重油などの価格高騰分を補填(ほてん)する施設園芸セーフティーネット構築事業で、発動基準価格の170%まで高騰した場合にも対応できるメニューを新設。時期事業年度の2022年10月~23年6月を対象とした措置とする。3月下旬にも公募を始める。

1次農産品輸出 
4%減240億円
1月 春節リンゴ前倒しで

 1月の1農産品の輸出額は、前年同期比の4%減の240億円となった。農水省が4日公表した農産物全体の輸出額から、加工食品を除いて算出した。需要期の春節向け出荷が前倒しで進んだリンゴなどが減少した一方、牛肉をはじめ畜産品は好評だった。1次農産品全体でみると、大幅に伸長した前年に比べやや鈍化した。

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