3月28日

農地保全へ体制構築
管理組織に権利移転促す
  農山漁村改正案で農水相

 農水省は、農業利用が難しいと地域が判断した農地に対し、放牧利用や林地化などの保全管理を推進する仕組みを創設する。地域の農業関係者の提案に基づき、県や市町村が保全管理の計画を策定すれば、管理を担う組織に農地の所有権や貸借権を一括して移転できるようななる。

担い手の経営課題 日本公庫調査
 資材高騰、価格は低迷

 生産資材が高騰しても、農産物価格には転嫁できないーー。日本政策金融公庫が担い手農家に行った調査で、こんな実態が浮かび上がった。経営課題を複数回答で聞いたとろ、「生産コストの増加」を挙げた農家が72%で最多。「販売価格の低迷」が62%で続いた。他の課題に比べて突出して高く、経営に重くのしかかっている。

1月飼料価格8万3381円 過去最高

 1月の配合飼料価格(全畜種平均)が1㌧当たり8万3381円となり、確認できる1983年以降で過去最高を更新したことが、配合飼料供給安定機構のまとめた飼料月報で分かった。前年同月比で17.6%上昇。穀物相場の高騰や円安などの影響を受けた。

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