巨大ススキ「ジャイアントミスカンサス」
北海道大が栽培実証
家畜の餌、敷料に活用期待
温暖化ガスの削減効果も
北海道大学は、ススキとオギが自然交雑してできた巨大ススキ「ジャイアントミスカンサス」=📎=の栽培実証を進めている。一度苗を植えれば条件不利地でも20年近く繁茂し、毎年収穫でき、家畜の餌や敷料など農業資材への利活用に期待する。国内では商業栽培されていないが、欧州ではバイオマス(生物由来資源)作物として注目され、栽培面積が急拡大している。
📎 ジャイアントミスカンサス
和名はオギススキ。品種のルーツは日本で、1935年に横浜からデンマークに導入された記録が残る。近年、欧州で新たなバイオマス資源作物として注目され、栽培面積が広がる。三倍体雑種で不稔のため、植えた場所以外に植物が広がらないなどの特徴もある。
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