3月11日

食糧安保議論を本格化
  全中会長、長期視野求める
  自民検討委

 自民党は10日、食糧安全保障に関する検討委員会(森山裕委員長)を開き、食糧安全保障の強化に向けた議論を本格化させた。輸入に依存する生産資材の不足など、有事の際の食料確保の方針の具体化や、農業支援策の再構築を求める声が上がった。JA全中の中家徹会長は「10年20年スパンで考えていく必要がある」と述べ、長期的な視野での議論を求めた。

資材の高騰対策
政府へ自民決議

 自民党は9日、食糧安全保障政策の強化を政府に求める決議を決めた。高騰する肥料や燃油、飼料といった生産資材について、調達先の多角化やセーフティーネット(安全網)の充実に向けた対策を要請。食料・農業・農村基本法を含む関連施策全般の検証や必要な見直しも求めた。

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