1月資材価格8%上昇飼料、肥料、光熱費高く農業物価指数
農水省は25日、生産資材や農産物の価格変動を示す1月の農業物価指数を発表した。2015年を100とした指数で、生産資材は110.8。前月より1%、前年同月より8%上昇した。飼料や肥料、光熱動力費など、ほとんどの資材が前月より上がり、農業経営への打撃が続いている。
「できる限り国内生産」 食糧安保で首相
岸田文雄首相は25日の参院予算委員会で、食糧安全保障を巡り「国内で生産できるものはできる限り国内で生産していくことが重要だ」と述べた。具体策として、デジタル技術の実装や輸出促進、「みどりの食料システム戦略」の推進などに対して意欲を示し、「足腰の強い農林水産業を構築していきたい」と訴えた。日本維新の会の高木かおり氏への答弁。
「農業に間接影響も」ウクライナ情勢で農相 情報分析へ
金子原二郎農相は25日の閣議後記者会見で、ウクライナ情勢の緊迫化を巡り、原油や穀物の価格上昇の動きがあるとして「間接的に我が国の農林水産業が影響を受ける可能性がある」と述べた。国内の食品価格への影響を含め情報収集・分析に努めるとした一方、燃油高騰を受けた農家への追加的な対策は「必要性について検討していきたい」と述べるにとどめた。
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