2月24日

災害時 農場から電気 再エネ活用、地元企業と連携酪農家や公共施設に供給 北海道・JA阿寒

 北海道のJA阿寒は、災害時に地域内で電力を賄う「地域マイクログリッド」=📎=の仕組みづくりに乗り出した。地元企業と連携し、酪農を営むJA出資法人がバイオガスや太陽光で発電。災害時には酪農家や公共施設に供給し、大規模停電時でも酪農家が搾乳できる体制を2022年度内に構築する。JAが地域マイクログリッドに参入するのは珍しい。

📎 地域マイクログリッド

 災害などで電力会社からの電力供給が途絶えた際、地域でつくる電力に切り替える仕組み。太陽光や風力発電など、再生可能エネルギーを利用する。北海道全域が停電した18年の北海道地震や、19年に相次い大型台風による停電を背景に、経済産業省が導入を推進している。構築は全国各地で進むが、多くは行政や企業が主導でJA主導の事例は珍しい・

混載で輸出低コスト 船便空きに小口品目 実用化に向け品質試験         国交省

 国土交通省が、船便を使った農産物の輸出で「混載輸送」の試験に乗り出した。リンゴのような輸出量の安定した大口の品目が入ったコンテナの空きスペースを活用。メロンなど輸出量が少ない小口の品目を混載し、輸送コストを抑える。品質が低下しないかなどを確かめた上で実用化し、農産物の輸出に弾みをつけたい考えだ。

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