2月17日

全農 春肥原料を確保
予約分の価格維持

 JA全農は、5月までに供給する春肥について、例年並みの量の原料確保と製品供給に見通しがついたと明らかにした。化学肥料を巡っては原料が高騰し、一部は入手しにくくなっている。全農は代替国からの輸入などで原料を確保。予約注文を受けた分は価格を維持する。ただ、5月末に決まる22年度の秋肥価格は上がる可能性が高いとみて、適正施肥や栽培暦の見直しを呼び掛ける。
 秋肥は上昇見通し
 原料のうちリン酸アンモニウム(リン安)は、世界最大の輸出国である中国の国内優先政策によって入手しにくい状況が続いている。全農はモロッコから緊急調達を行い、今月下旬には第1便3万㌧が日本に到着。3月に到着予定の便と合わせて同国から約8万㌧を輸入する。

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