第2次米粉ブーム真っ盛り
加工技術や専用品種 追い風
小麦の代替→味評価
”第2次米粉ブーム”が一層の盛り上がりを見せている。製粉や食品加工技術の向上と米粉用米の品種開発が背景にある。コロナ禍で一時需要は停滞したが、21年度で盛り返し、米粉の市場定着を印象づけた。農水省は、小麦の代替として注目された”第1次ブーム”と違い、「米粉のおいしさから選ばれている」と分析。ノングルテン市場が急成長する欧米への輸出策も進めている。
国内生産「ますます重要」
農業白書決定 ロ侵攻踏まえ
政府は27日、2021年度の食料・農業・農村白書を閣議決定した。「食料の安定供給の確保」を第1章に掲げ、ウクライナ情勢や新型コロナウイルス禍など「食料供給を脅かすリスク」を見据えた「国内の農業生産増大に向けた取り組みがますます重要」だと強調。生産資材も大部分を輸入に依存しているとして「輸入先国の多元化、国内資源への代替を進める必要がある」と指摘した。
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