国産牛肉に商機
卸、小売りにalic調査
高値の輸入 9割が販売減
21年度下期
世界的な需要増加や円安などで輸入牛肉価格が上昇する中、量販店で国産牛肉の扱いを拡大する動きが出ている。農畜産業振興機構(alic)の調査によると、9割の量販店が2021年度下半期の輸入牛肉の販売量を「減少」とした一方、国産牛は「増加」「同程度」が5~8割を占めた。「輸入牛は価格優位性が低下しており、仕入れ構成を国産に変更する」との声も上がっており、国産は商機が拡大している。
米、15カ月ぶりに上向く
4月相対 長期販売で契約進展
農水省が17日に公表した2021年産米の4月の相対取引価格は、全銘柄平均の60㌔価格が前月比0・2%(20円)高の1万2797円となった。小幅だが、前月を上回るのは15カ月ぶり。価格に下げ止まりの兆しがみられる銘柄も出てきた。集荷団体が長期計画的販売に取り組み、卸との契約が進んだことが影響した。
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