4月12日

子実コーン 食用定着へ
 製粉と連携、生産本格化
  北海道・JAそらち南

 北海道のJAそらち南は江別製粉などと連携し、子実用トウモロコシを製粉した食料用の「とうきび粉(コーングリッツ)」の本格生産に着手する。国産シェア拡大を目指す。新たな転作作物である子実用トウモロコシは飼料向け利用が一般的だが、食用としても定着させたい考えだ。本年度から同社の子会社が年間1000㌧の処理能力を持つ新工場を稼働した。

22年産、水田リノベ活用産地
 主食米2.2万㌶削減

 農水省は、主食用米の転換を手厚く支援する「水田リノベーション事業」を2022年産で活用する産地で、主食用米が前年より2.2万㌶減る見通しになったことを明らかにした。麦・大豆や加工用米での転換が中心で、新たに対象となった子実用トウモロコシは支援面積が1000㌶超。一方、22年産の主食用米の需給安定には同3.9万㌶が必要で、同省は「一層の作付け転換が必要」(農産局)とする。

    コメント

    PAGE TOP