論説

農産物の価格転嫁

適正水準 国が後押しを  資材費などのコスト上昇分を、いかに農産物価格へ反映させるかが大きな課題だ。物価高で冷え込む消費や小売りの販売競争もあり、生産者の所得確保は難しい。食料安保に欠かせない持続可能な農業生産には、適正な価格形成の実現が不...
トップ

汚泥リン回収効率化へ

国交省 実証自治体を公募「1割自給」狙う  国土交通省は、全国の自治体を対象に、下水道汚泥から肥料の原料となるリンを回収する新技術を考案、実証する事業の公募を来年1月にも開始する。技術を持つ民間企業と共同研究体を設けることを要件とし、設備費...
流通経済

コスト響き減益

乳業3社 国産チーズ 販促に注力 乳業大手3社の2022年度上半期連結決算は、各社とも増収減益となった。輸入原料の高騰や急激な円安進行を受け、製品の値上げに踏み切ったが、コスト高の影響を吸収しきれなかった。下期での巻き返しに向け、各社は需要...
論説

女性の活躍推進

トップの意識改革が鍵 農業分野の女性活躍推進に向け、現場の意識改革を促そうと農水省が11月から、全国で男性を対象にした研修会を始めた。男性中心の保守的な価値観や習慣が根強い中、女性自身の努力だけでは限界がある。危機に強い農村を作るには、多様...
トップ

有機転換に10アール2万円

補正予算 新規就農も対象  農水省は、有機農業への転換初年度の農地に対して、10アール当たり最大2万円を助成する措置を始める。慣行栽培から有機栽培に転換する農家や、有機栽培で新規就農する農家を支援。助成金の使途は限定しないが、資機材の購入や...
論説

中山間守る議論尽くせ

第2次補正予算案 政府が2020年度第2次補正予算案で、焦点の食料安全保障の強化に向けた構造転換策に1600億円超を充てた。柱の一つは輸入依存度が高い穀物などの自給強化へ、水田の畑地化を促す施策だ。特に条件が不利な中山間地域で農業を継続でき...
トップ

食料安保強化なるか

第2次補正予算案が閣議決定 原料備蓄、国産推進肥料確保 食料安保の強化で主要課題に浮上した肥料の安定確保では、計270億円を充て、原料備蓄や堆肥などの国内資源の活用を推進していく。耕畜連携や広域流通飼料自給 輸入に依存する資料が高騰し、畜産...
トップ

早期淘汰に1頭15万円

補正予算酪農対策  農水省は8日、生乳の需給改善に向けた新たな酪農対策を発表した。乳量が少ないなどの低能力牛を早期に淘汰(とうた)する際に、2023年9月までは1頭当たり15万円、23年10月以降は同5万円を交付する。23年9月までの場合、...
総合

酪農窮状訴え相次ぐ

農政審畜産部会 「補填見直し」求める声も  農水省は7日、食糧農業農村政策審議会畜産部会(部会長=三輪泰史日本総合研究所創発戦略センターエクスパート)を開き、畜産・酪農経営を取り巻く状況について議論した。酪農では、飼料高騰の影響などを背景に...
トップ

酪農家向け「和牛組織」

北海道・JA摩周湖など 肉牛振興で収入確保  北海道JA摩周湖は行政などとともに、厳しい酪農情勢を踏まえ、受精卵移植(ET)を用いた乳牛による和牛生産を推進する「酪農基盤を活(い)かした和牛生産プロジェクトチーム」を設立した。同管内弟子屈町...
PAGE TOP